上肢装具


 

【肩装具】

 

肩を一定の肢位で保持、固定するのが主な目的です。


 

【肘装具】

 

肘の動きを制御します。

固定の他、継ぎ手を使用することで

拘縮改善や可動域訓練を行うことができます。

プラスチック製以外にサポータータイプなどもあります。


 

【把持装具】

 

脊椎損傷などで把持動作が不能な場合に用いられます。

手関節を背屈させることで、母指、次指、中指での

つまみ動作が可能となります。


 

【対立装具】

 

母指と他の4本を対立位に保持するための装具です。

正中神経麻痺により、

対立位をとることが難しい方に適応となります。


 

【手関節装具】

 

手指から前腕におよぶ装具で、

運動制御や補助、拘縮改善、保持、固定などが主な目的です。

上肢装具の中では最も種類が多いです。


 

【手装具】

 

手指または中手指節関節の障害に対して

改善、補助のために用いられます。


 

【指装具】

 

指の運動補助や拘縮改善、固定、

良肢位の保持などの目的で使用します。

骨折用装具


 

【ファンクショナルブレース】

 

上腕骨の骨折に使用します。

骨折部をプラスチックの殻で覆い、

圧迫することで良肢位で固定し、変形を防ぎます。