下肢装具


 

【股関節脱臼用装具】

 

股関節の可動域を制限することで
脱臼を防ぎます。


 

【長下肢装具】

 

膝を支える筋の筋力低下や麻痺、

その他疾患により立位がとれない方に使用します。

膝折れしない構造で立位~歩行の
リハビリなどに使用します。


 

【膝装具】

 

変形性膝関節症や靭帯損傷など

膝の疾患や術後に使用されます。

疼痛緩和、変形の矯正、運動補助、動揺防止など

目的別に様々なタイプの装具があります。


 

【プラスチック製短下肢装具】

 

片麻痺などによる足先の下垂を防ぎ、

プラスチックが撓むことで

脚関節の動きに追従できます。

また、継ぎ手をつけて

より可動域を大きくしたものもあります。


 

【金属支柱付短下肢装具】

(屋外用/屋内用)

 

プラスチック製のものより矯正力と耐久性に優れ、

足関節の継ぎ手で可動域の調節が可能です。


 

【足関節用装具】

 

捻挫に対する固定や安静、

軽度の内反尖足を呈する足部を
矯正するために使用します。

骨折用装具


 

【PTB免荷装具】

 

主に脛骨の骨折に使用します。

プラスチックシェルで圧迫することで

脛骨を正しい位置に保持し、

膝のお皿の下にある腱部分で体重を支えて免荷します。荷重調整装置で荷重を調整することができます。


 

【踵骨骨折用装具】

 

踵に荷重がかからないよう、踵を浮かせてあります。

PTB免荷装具も同様ですが、

装具を装着して歩行することで血行を促し、

治療を促進させる効果があります。

断裂用装具


 

【アキレス腱断裂用装具】

 

アキレス腱を断裂した場合に使用します。

足関節を底屈位にすることで、

アキレス腱にかかる負荷を和らげます。

踵部分にはウェッジが入っており、

治療の状態に合わせてウェッジを抜いて

足関節の角度を戻していきます。

また、足底は舟底になっているので歩行が可能です。